このページでは酒にまつわる話や、エピソードなど書き綴っていきたいと思います。
     
VOL10: 古酒の魅力 (H20.5.25)
古酒とは?
 みなさんは古酒というものをご存知でしょうか?喜界島酒造でも三年寝太蔵をはじめ、黒つぼ、キャプテンキッドなど、古酒を使用した商品を多数取り扱っておりますが、読んで字の如く、蒸留後すぐに出荷せず、ある一定期間長期貯蔵した酒(寝かした酒)のことを指します。では寝かせるとどんな効果があるのでしょうか。一般的に長期熟成すると口に含んだ時の舌触りがソフトになり、味も華やいだ感じになります。良く「カドがとれる」「まろやかになる」と表現されます。注意してほしいのは味がぼやけるとか、薄くなるという意味ではありません。あきらかに味の質が変化します。私も古酒を初めて飲むまではどういう味なのか知りませんでした。しかし初めて古酒を飲んだ時、その味わいの深さに驚かされました。柔らかではあるけれど、決して薄っぺらではないのです。その商品の種類も3年古酒に5年〜10年くらいの古酒をブレンドしたものがあったり、11年ものの古酒を主体にしたり、貯蔵容器に樫樽を使用したり、様々なものがあります。最近では焼酎ブームのおかげで焼酎の味に対してユーザーの味覚が洗練されてきたため、焼酎を取り扱う店もこだわりの店が増え、多くの飲食店で古酒を取り扱っています。少々値が張りますが、それだけの価値はあると思います。是非、古酒にもチャレンジしてみてください。そして限定品と銘打たれた商品は、出来の良い限られた時期、限られた量の酒を使用している場合が多いので、是非、購入されることをオススメします。
自宅で長期保存(熟成)は難しい
 よく他人の家に遊びに行くと、床の間に1本ウン万円ものプレミアが付いた焼酎が飾ってある事があります。それを持っている人に冗談で「飲まないの?=(飲ませてくれ)」と聞くと、「長く置いておくと美味しくなるから」と言われる場合があります。確かに焼酎は蒸留酒であり、不純物が少ないため、他の酒に比べて長期保存ができますが、これも完全ではありません。残念ながら普通の住宅で長期熟成させることはかなり難しいと言えます。その原因として色付きの瓶であっても微量の光が入りますし、密封していても本当に微々たる量ですが空気が入る場合があるからです。それに長期保存用の容器も必要になるうえ、温度管理などが難しいことも挙げられます。普通の住宅では特に明るい部屋に置いておくと劣化しやすくなります。それは焼酎も食品である以上、避けては通れぬことです。美味い酒はなるべくとっておきたいという気持ちもわかりますが、ある程度の限度を超えないよう早めに飲みきる事を心がけましょう。私も息子が成人したら一緒に飲みたい焼酎をキープしてあるのですが、たとえ未開封でも味は確実に落ちるでしょう。それはそれでいいと覚悟しておかないと、後で後悔するかもしれません。
「美味しい酒は美味しいうちに飲む!飲んだらまた手に入れたらいい。」そう思う今日この頃です。


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