偶然がサトウキビをもたらした
直川智の災難から始まった

慶長10年(1605年)奄美大島の大和村大和浜出身の直川智(すなおかわち)は、琉球に渡る途中に台風に遭い、中国の福建省に漂着しました。

その頃の中国では製糖技術を外国人に教えることは禁止されていました。それでも直
(すなお)は1年半の滞在中にサトウキビの栽培技術と黒糖の製法をこっそりと習得し、帰国の際にはサトウキビの苗3本を衣類箱に隠して持ち帰り、帰国後3年目にして黒糖を製造する事に成功しました。

その後、直(すなお)は群島内を回り、サトウキビ栽培を広めたのでした。
(奄美のサトウキビの誕生)
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