【注意】喜界島酒造では製造しておりません。



















南海日日新聞掲載分
 
    
(其之34)
中国のお酒の伝説②

  中国の5種類のお酒二つ目は、米、麦、コーリャン、トウモロコシ、サツマイモなどを発酵させた後に蒸留したもので、透明であるため白酒(パイチュウ)ト呼ばれています。アルコール度数は40~50度と高めで、小さな杯で一気に飲みます。
 元の時代に、西方よりシルクロード経由で蒸留技術が伝わり、製造されるようになりました。後漢の出土品の中に、青銅の蒸留器が含まれているため、紀元前1世紀には蒸留酒があったとする説もありますが、この蒸留器が酒に用いられたかどうかは立証されておらず、そのほか元以前の蒸留酒の記録も実証に至ってはいません。
 西夏時代に描かれた蒸留作業の図が、敦煌の石窟絵画の中にあることから、遅くとも12世紀までには蒸留酒が中国で造られるようになっていたと考えられます。それは麹の使い方で大曲酒、小曲酒、麩曲酒に分けられます。
 





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